電話の後のメール1通で仕事が決まる
人と会うときに
- 1通のメールを送る
- 1本の電話をする
ここが勝ち組負け組の分かれ道
惜しいなぁ。後一歩足りないよ。
まず電話するよ。で、用件を話して「お願いします」って電話切るわな。お前は懇切丁寧に相手に説明した。きっとわかってくれるはずだ。
甘い
電話で伝わるのは半分程度。後は忘れられてしまう。お前のかけた10分くらいは半分は無駄になる。そしてまた10分かけてわからないところを質問され、それに答え、また半分は理解されない。これを何度も繰り返して「アナログ」な関係を築いていく。それが勝ち組のやり方。
バカは死んでくれ
ワシはまずメールを書く。そんなに丁寧じゃなくていい。要点をメモ程度で。でも出さない。それを見ながら電話する。前もって段取りは決まっているから、途中で質問されてもあたふたすることは無い。ちょっとだけ早く電話を切れるかもしれないが、あまり変わらない。
違うのはここから。電話を切る。相手はワシの言ったことを反芻し整理しようとする。でもやっぱり半分くらいしか覚えてない。どうしよう、電話して聞こうか? でもすぐだと恥ずかしいな。10分くらい迷っている時に、最初のメールを電話の内容に応じて多少手直ししたものを送る。「先ほどの電話でお話したことを、簡単にまとめました。間違いやわかりにくい点がありましたら、連絡ください」
お前なら、どっちの仕事相手を選ぶ?
上級編(素人にはお勧めできない)
この『議事録メソッド』は「相手の行動を予め予測し、最適なタイミングで相手の欲するものを提供する」という手法で成り立っている。これをもっと追求したのがこれから書くやり方だ。ただし相手とやり方によっては危険を伴うので、素人にはお勧めできない。
「議事録メール」は相手にとっても自分にとっても便利で有益なものだが、完璧すぎると「そこで話が終わる」のが欠点だ。相手はそのメールを転送し部内で回覧すればよいだけになってしまう。これはマズイ。
そこで「わざと「議事録メール」に間違えを入れる」。致命的ではなく、かつ訂正の必要も無いようなミスでもダメ。相手が「ほとんどOKですが、一箇所だけおかしなところが(以下間違え部分の引用)」と返信するように仕向ける。これで相手に「自分の仕事」と自覚させることができるし、「この仕事はメールでやり取りしたほうが楽かも」と思わせることが出来る。さらには、自分の提案を加えてくれば大成功だ。
仕事のやる気ってのは、ちょっとしたきっかけで変わってくる。「メールめんどくさいなー」と思っているのが、いったん「返信ボタン」を押して間違いを指摘しているうちに、アイデアが湧いてそれを加える。とにかく「返信ボタン」を押させるのが重要なのだ。
「なんだ「釣り」じゃねーか!」と思ったアナタは鋭い。わざとツッコミ所を作り、そこに言及するうちに話が広がっていく。ワシが時々やるアレと同じだ。
ただし元々仕事の出来る人、やる気がある人には意味が無いし、万一にも釣りがばれるようなことがあると「人生オワタ\(^o^)/」になりかねない。何度も言うが素人にはお勧めできない。