新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

近況報告

忙しいですが、私は元気です。ネコの方はあまりよくないですが、昨日こんなメールが来ました。


日付: 2005/11/19 19:46
件名: みいにゃん
今日は朝から水も飲まないのでスポイト作戦で補給してました。
ふらつきも少し目立ってきたのでもうダメかもと思ったけど今、かりかりを10個食べました\(~o~)/
やったね !!
以下、長い割にオチも何もありません。
捨てられて死ぬとこだったのを、18年も生きたわけで、まぁ、もうええやろって感じなわけだが、今の家が出来たのと同じに拾われてやってきたわけで、コイツ無しの家も、なんか変な感じだろうなぁと。
見ての通りのじいさん顔で最初からこうだったので、老いてゆく過程を殆ど感じなかった。2年ほど前に便秘で食が細り、激やせした時に初めて老いを感じた。もうダメかと思ったが、エサを工夫することで乗り切った。体重がふっくらと戻った時、本当にうれしかった。それから2年、何事もなかったように元気に過ごしたが、今度はさすがに無理だろう。全く食べなくなっても、栄養剤を点滴すれば長らえれるし、実際そうした人のレポートも多く見かける。20年近くも共に暮らせば、「家族の一員」と思うのも無理はない。出来ることは何だってやりたいという気持ちも理解できる。だがそれは、人間側の一方的な思い入れであって、ペットの方はそうは思っていないかもしれない。「家族」と離れ、一人鉄のオリに入れられ、針とチューブに繋がれてまで生きたいと思うのだろうか。ウチのネコは病院に連れて行こうとするだけで、ストレスで喘息のような発作を起こしてしまうので、それは不可能だ。食べれなくなったら、それが最期だろう。
ウチの家族にとってネコを失うことは、家庭崩壊になりかねない位の大きな出来事だ。父と母は家庭内別居状態だし、父と妹も全く話もしない。ネコがいることで何とか保てているような状態に思える。家族がネコに依存しているのだ。
だから、捨てられたペットの「里親募集」などで、子猫か子犬をもらってこようかとも考えたりもする。子犬ならば、定年で仕事に出かけなくなった父の散歩相手にもなるだろう。ただ、その子が死ぬ前に、父は死ぬだろう。母もどうなるかわからない。最期まで面倒を見ることが出来ないかもしれないのに、動物を飼っていいものか。