新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

IBM、パソコン事業から撤退か

http://japan.internet.com/busnews/20041204/12.html
困る。デスクトップPCはともかく、ノートPCにThinkPadの代替品なんて見つからない。誰も使わないようなトラックパッドを安いという理由だけで採用し、マウスという余計なものを必須にしている他のメーカーのノートPCなんて使えるはずがない。エンターの向こうにまだキーがあったり、PageUP/DOWN・Home/Endキーが独立してなかったり、キー自体がへなちょこで外付けキーボードを付けたくなるようなキーボードなんて使えるわけがない。使わないソフトや常駐ソフト満載で、買って最初の作業がアンインストールのPCなんて欲しくない。本当に困る。
IBMが他のメーカーと違うのは、コストダウン以外の基礎的な研究をしっかりやっていることだ。他にやっているところは、マイクロソフトくらいしか思いつかない。IBMやMSが稼いだカネを研究に注ぎ込み、他のメーカーはその成果のおこぼれにあずかっているのが、今のPC業界の実情だと思う。もちろん、PC以外の分野での研究成果がフィードバックされるだろうが、PC事業がなくなると、それが難しくなるのではないだろうか。
itoya_labの「実のある自害」の「PC自体がなくなる」という考え方は説得力があるし確かにそう思うのだが、それが実現するまでの間、空白期が出来てしまう。PCという箱は無くなっても、キーボードやポインティングデバイスが無くなるのは、もうしばらく先だろう。撤退するなら、これらに変わるインターフェイス、例えば脊髄直結ワイヤレスバスとかを開発してから撤退してくれい。いや、してください。