新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

5年前と全く変わっていないマスコミの『美談ねつ造』体質

愛・蔵太さんのところで、マスコミのいい加減な話を読んだ。
新大久保駅で人助けをした申鉉亀さんはいい人なのか悪い人なのか。あと次第に劣化していった報道の内容について
まったくホントにスゴいね。メディアリテラシーの重要さをひしひしと感じる話だ。
最初に出てくる日経の記事では


同駅では2001年1月、線路に落ちた男性を助け出した韓国人留学生李秀賢さん=当時(26)=が電車にはねられ亡くなっている。
って見出しも含めまるで「助け出した」ように書いているけど、あのときは
「助けられずに二人が巻き添えになった」
のだ。新聞というのは記録文書でもあるはずだが、日経のデータベースはたった5年前の出来事のことも正確に検索できないようだ。
代わりにといってはなんだが、私がそのときに書いたコラムを再掲する。当時のことを思い出す手助けになればよいと思う。
線路に落ちた酔客を助けようとして電車にはねられた二人は「英雄」なのか?
この後にオフ会に自民党の加藤紘一さんを招いたのだが、その時にもこの話題が出た。加藤さんは「彼のおじいちゃんは強制労働で日本に連れてこられたんです。」と韓国人が日本人を助けたということを話したが、「あの瞬間に日本人だ韓国人だという感情があったとは思えない」とウチの副作用(変なハンドルネームでスマン)に瞬殺された。どうも頭のいい人、人のいい人ほど、この手の話にコロっといってしまうようだ。
加藤紘一を瞬殺する副作用(MP3/360KB/1:31)