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「ナムコ黄金期」はいつまでか

80年代といえばナムコの黄金期。そしてこういうネタの時にいつも話題になるのが「ナムコ黄金期はいつまでか」ということだ。
私は『ファミスタ』(1986)の発売が終わりだと思っている。『チャンピオンベースボール』(1983・アルファ電子/セガ)、『プロテニス』(1982・データイースト)など、他社がスポーツゲームでヒットを飛ばす中、ナムコだけは「ゲームはアイデア」とそれに追従しなかった。だからこそ「ナムコ信者」と呼ばれるほどの強力なファンを獲得したのだ。それを裏切ったのが『ファミスタ』なのである。その後も「ファミリーシリーズ」としてスポーツゲームを連発。さらには選手などのパラメーターが変わっただけの新年度版を毎年出すだけで、ナムコは安泰。後に「ファミスタ商法」と呼ばれるようになる。それでもゲーセン野郎は「まぁ家庭用だし」とギリギリ容認していたのだが、業務用「ワールドスタジアム」の発売で、ナムコはその輝きを急速に失うことになったのである。


↑408文字。こんなんでどうでしょう?