新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

道路は誰の物?


ミステリー風に仕立てたり検証とか実験とかやって、今まで道路管理者が放置していたことから話題をそらそうとするのはやめてもらいたいもんだ。
http://www.asahi.com/national/update/0603/TKY200506030301.html

「放置」していたのは誰?

「放置」していたわけでは無いと思う。確かに道路管理者には責任がある。しかし全ての道路を完璧に点検できるわけではない。普段は車で流しながらの目視による点検ぐらいだろう。今回のように「異物がある」ことを意識しているなら見つけることが出来るかもしれないが、全体的に異常がないかを見ているだけでは、見つけることは無理だと思う。
しかしガードレールに接触した本人はわかっていたはずだ。でも出頭しなかった。自損事故だし。ガードレールがぶっ壊れたわけでもない。弁償となればお金もかかる。第一めんどうだ。逃げちゃえ。
その道を毎日利用している人も同じ。「危ないなぁ」と思っていた人も多いはずだ。でも管理者に連絡まではしなかった。連絡先がわからなかったというのもあるだろうが、それを調べることまではしなかったというのは、「めんどうだったから」ということだろう。

自分ではやらない。誰かがやってくれるから。

結局の所、全てこれに帰着する。クルマに惹かれたネコが道路に放置されていても、誰もどかさない。自分さえ通りすぎてしまえば関係ないし、明日ぐらいには誰かが処置するだろう。使ってるソフトの不具合を見つけても報告しない。誰かが報告したり、作者が勝手に見つけるだろう。そのくせ文句だけは一人前。

ゲーム脳」脳

関係ないが、この出来事の原因がまだ全くわかっていない時に、元警視庁捜査一課長の田宮栄一と言う人が、全国で同時多発的に発見されていることを受け、「これはコンピューターを使いこなし、ゲームに興じているような若年層の犯行だろう」と言う主旨の発言をしていた。「ゲーム脳脳」(なんでもかんでも、ゲームやネットのせいにしておけば安心する脳)の広がりはすごい。