大型台風がよく来る「特異日」っていつ?
「特異日」というのは、1年のうちで特にこの日は晴れが多いとか、雨が多いなどといわれている日のことです。たとえば11月3日は「晴れの特異日」としてよく知られています。
9月は台風による被害の多い月ですが、昔から二百十日や二百二十日には、よく台風がくるといわれてきました。二百十日は立春 (今年は 2月4日) から210日目にあたり、毎年9月1日前後です。今年は8月31日、二百二十日は、今年は9月10日です。
台風の発生は、小さなものもふくめると8月が多いようです。しかし、過去に強い台風が上陸して大きな被害を出した日をしらべてみますと、9月17日と9月26日に多く、一般にこの日が「台風の特異日」といわれることが多いようです。
9月17日には、1828 年に1万人の死者を出したシーボルト台風や1945年の枕崎台風などが上陸しており、26日には、1954年の洞爺丸台風、58年の狩野川台風、59年の伊勢湾台風などが、とても大きな被害をもたらしています。