毒をもって毒を制す
過剰な摂取をしなければ問題ない「毒」であるプリン体、これを取り除くことによってバラ色、いやビール色の『プリン体ビジネス』を実践したい。それにはいかなる方法を持って当たるか? そこで登場するのが「選択的吸着除去法」という大発明である。イラストを見るとイメージしやすい。
なんのことはない。マズくなってしまった酒に炭をぶち込んで濾過する、昔ながらの手法と基本的には大差ないように見える。これを大げさに表現すると『「淡麗アルファ」だけの「選択的吸着除去法/Selective Removal Method」という新技術』ということになる。この吸着剤が炭のように人体に無害である保証もないが、なに問題ない。バカどもには横文字の新技術を与えておけば目くらましになる。