書き手に「読者に読ませない権利」はあるのか
「権利」って言葉、あんまり好きじゃないんだよなぁ。
簡単な経緯
- 10/16 id:idiotape により「ある個人史の終焉」が公開される
- 多くの反響を呼ぶ
- 11/04 id:hashigotan によるブックマークコメント「[苦労知らずの糞餓鬼] 一行も読んでないけど周囲の反応だけ見て一言。 子供産めない女に土下座して謝れ、チンコやマンコに問題抱えて苦しんで生きてる男女に土下座して謝れ。いい気になるな、三日以内に消えろ。世も末だな」が付けられる。
- 同日 「ある個人史の終焉」へのブックマークコメント群に対し、id:hashigotan によるメタブックマークコメント「[苦労知らずの糞餓鬼] 馬鹿共が「感動した」とか、うじゃうじゃ寄り付いてるが、この反応見ただけで読む気がうせるな。ますます少数派が生き辛くなるじゃないか・・・ こうゆう人間こそ魔女狩りでも何でもええから消すべきじゃないのか」が付けられる
- 同日 id:hashigotanによる記事 「「子供が産まれて感動した」「おめでとう!」…がどんだけの男女を無気力にさせているか少しは考えろ」が公開される。
- 11/07 id:idiotape により『after game over』の全記事が削除され、「hello goodbye」という終了の挨拶が公開される
- 同日 業界騒然。「もう一度読みたい」多数。
- 同日夜 id:TERRAZI 体調不良。鼻腔から出血し、ビビる。ティッシュで後始末しながら、なんか消されたとか、被害者が加害者にとかが耳に入る。
- 11/08 一連の経緯を知る。はてブタグ[あとで読む]49個を見て、ニヤニヤする。何度も何度も何度も言っているが、「基本はローカル保存」だ。
- 10分後 書くのも勝手なら、消すのも勝手。うん、それはそう。でも、1000近いブックマークと、多くの賞賛を得た記事が読めなくなるのはもったいない。じゃあ「読めるようにするか」ってことで、はてなブックマークに全文引用。
読ませない権利
ってのがどうなのか、って話。
まずね、「消す権利」ってのはあると思う。これだけの文章になると、もはや筆者の手を離れて、勝手に消したりするのはためらわれると思う。でも、勝手だけど、消してもいいと思う。でもね、消しちゃった後は権利も消えると思うのな。ワシはさー、書く権利も読ませる権利も消す権利も筆者にあると思うけど、「読者に読ませない権利」は無いと思うのよ。だって変じゃね? ローカルに保存したワシは読めて、「一行も読んでない」id:hashigotan が読もうとしても、読めないんだよ?
お前らも考えてみてほしい
正直、ワシにも良くわからん。じゃけん、お前らも考えてみてくれ。はてなのidさえあれば、本人はもちろん、誰でも消すことが出来る。消したとしても、また誰かが復活するかもしれん。どこか別の場所に転載するかもしれん。はっきり言えば、一度Web上に公開したものは、完全に消し去ることなんか絶対出来ない。
それでも消したほうがいいと思う理由、あるいは残しておく理由とか、お前が感じたこととかを聞かせてくれ。