あなたは『便所飯』を知っていますか?
職場などで一緒に昼ごはんを食べる相手がいないことを過度なストレスと感じる「ランチメイト症候群(ランチタイム症候群)」の人が増えているらしい。
ひとりランチがイヤなあまり、派手めの派遣女子社員グループに入って2,000円もするランチを余儀なくされたり、後輩におごってあげることでやっとランチを共にしてもらったり
わかる。ワシも新しいバイトを始めて慣れるまでに間、メシは食えなかったりした。まぁすぐに溶けこんで一緒に食べるようになるし、気が効くパートのおばちゃんとかが「兄ちゃん、こっち来んね」とか言って、おやつを分けてくれたりしてくれるから、そこまで寂しい思いをしたことはない。むしろ仕事が忙しくて、まともに晩飯を食う時間も作れない今の方が悲惨だ。
女の人の方が寂しがり屋なので、この傾向は強いと思う。ランチは同僚とできるけど、夕飯が一人なのは寂しい。だから「メシ友」が結構いる。まぁ、居酒屋や焼肉屋のように、女性一人で入りにくい店に行きたいから、ってのが大きいのだが。
この症例、ひどくなると一人で食事をする姿を同僚に見られないようトイレなどに隠れて食べたり、それが原因で仕事を辞めることさえあるんですってよ!
隠れて食う! しかもトイレ! こんなことがあっていいのだろうか。
便所飯
調べていくと、衝撃的な言葉にたどり着いた。
「便所飯」なんとひどい言葉だろう。ワシは「言葉狩り」を真っ向から否定するが、これをWikipediaから削除したことは支持する。検証可能性に乏しいことや独自の研究で一般的ではないといった理由ではなく、「あってはならない」言葉と思うからだ。ワシは人間として最もひどい言葉は「餓死」だと思っている。生き物が生きていく上での必須である食事をしない・できなくなって死ぬってのは、一番悲惨な死に方だと思うからだ。「便所飯」にはこれに匹敵する悲惨さがある。そこにあるのは「絶対的な孤独」。死に至る病にも繋がる言葉かもしれない。
便所飯(べんじょめし)とは、便所の個室で食事をする行為の事。友人のいない者、主に学生や女性が、一人で食事をする寂しい姿を見られないよう、衆目を避けて食事を取る目的で便所飯に及ぶ。
便所虫
写真の虫は「ダンゴムシ」とか「丸虫」と呼ぶのが一般的だが、「便所虫」とも呼ばれる。おそらく「便所飯」はこの「便所虫」をもじったものだと思う。便所虫は石をはぐった下の暗くてジメメした所に住んでいる。まさに「便所飯」のイメージは「便所虫」そのものなのである。
便所飯撲滅委員会
「便所飯はその行為を悟られる事が絶対的な禁忌である」
もし、あなたの同僚やクラスメートで、メシの時間に居なくなるヤツがいたら、そいつは「便所飯」しているのかもしれない。たった一言「一緒にメシどう?」と声をかけるだけで救われる。会話に困るなら、今食ってる食い物の話をすればいい。ウマイのマズイの、そこから話をひろげれいい。
一人メシが寂しい気持ちは良く分かるので、ワシはメシの誘いはまず断らない。もうメシを食った後でも。だからデブったんだが(笑)
いじめは撲滅できないが、便所飯なら撲滅できる。さあ、一緒にメシを食おうではないか。
間違えて上書きしてしまったのを、助けてもらいました
日付が進んでいるのを気がつかずに、新エントリーをうっかり上書きしてしまったのですが、コメント欄にキャッシュ(?)を書き込んでもらい、復活させることが出来ました。「基本はローカル保存w」さん、ありがとう。つーか、HNは皮肉すぎ(笑) そやなー、自分のは保存しないねぇ。でも、サーバー障害とかで消えちゃうこともあるわけで、それなりにバックアップしとかんとなぁ。
それから、このへまのために、無駄なトラックバックを飛ばしてしまいました。すみません。お手数ですが削除していただけるとありがたいです。