羅列型ニュースサイトなんて「期間工」のようなものだ
「はてブがあれば、羅列型ニュースサイトなんてイラネ」なーんて、言われてるんだけど、それは正しくて間違ってる。そうだなー、確かに9割のニュースサイトは要らないね。「人間がわざわざ運営する程のものじゃない」どころかボット以下。で、はてブだけど、これがまた衆愚なもんだから使えない*1。で、そこから厳選してくれる残り1割のニュースサイトの存在がとてもありがたいわけだ。具体例では『まなめはうす』。ここははてブをネタ元にしてるんで、そっち方面はかなり強い。
またはてブの場合はホッテントリじゃなくて、個人の優れたブックマーク、いわゆる「アルファクリッパー」のものは使える。例えば「「ブログのデザイン」を考えてみよう」って記事*2にid:kanoseがブックマークすると、その読者が一緒にやってくるって感じ。こっちは率にすると使えるのは1%位かなぁ。
結局のところ、その人のセンスに魅かれて、ってとこが一番なわけで、ボットで十分ってのは、ヒットチャートに載る曲を聴いてれば満足って人なんだと思う。
センスを繋ぐハイパーリンク
で、あちこちに点在する「良センス」を繋ぐのがネットであり、ハイパーリンクなわけだ。この重要な繋がりをわかっていないのが「無断リンク禁止」であり、だからこそb:id:ekkenなどが顔真っ赤にして糾弾するんだな。
似たセンスのものを結びつける繋がりもあれば、真っ向から対立するようなものを出会わせるのもまた、この「繋がり」のおもしろさだよね。そうだなー、例えばid:ululunとはワシはよく正反対の話をするけど、相互補完が効いて単体より面白くなってるやん? んな感じで切磋琢磨できるのが「繋がり」の良さであり、「武器」になるんだな。
時には馴れ合って、時にはDisり合う。それこそが「クネクネ」であり、思う存分クネクネできるはてな村はいいとこってことだ。あれ、なんか脱線したぞ?(笑)
羅列型ニュースサイトなんて「期間工」のようなものだ
結局のところ、羅列型ニュースサイト不要論ってのは、「お前らボットでも出来るようなことやってて楽しいの?」ってことだわな。読者にしてみれば、ボットがやるよりは人力のほうが質が高いからありがたいわけだけど、それをやってるお前自身はどうなのよ? ってことさね。
んで、これってね、どっかの誰か*3が「トヨタの期間工」がどうのこうのって言ってるのと同じなんだよね。そう、期間工なんて「人間がわざわざやる程のものじゃない」。ロボットでやるより人間がやったほうが「安い」からやらせてるだけで、ロボット以下の存在だ。職業に貴賎は無い?バカ言ってんじゃないよ。クルマのデザイナーと期間工、明確に貴賎はある。そんなことは誰でも知っている。が、その安い期間工がいなければ、ワシらは安いクルマに乗れないんよ。夜中に道路工事する土方(ATOK NGワード)がおらんと、そのクルマで走れんのよ。
期間工も土方も自分らがヒエラルキーの底辺に居ることを知っているけど、羅列型ニュースサイトは、PVがあることで上位にいると勘違いしていたりする。でも、それを気づかせるのはバカのやることだろ。ハイパーリンクの上ではみな平等ですって思わせとかないと、ワシが困るんだよ。
いい加減目覚めなさい
Webという世界は、一部の特権階級の人たちが楽しく幸せに遊べるように、あなたたち凡人の羅列型ニュースサイトががタダで働き、高いコストを払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる? 今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。この世界の仕組みや不公平なんかに気づかず、他のWebサイトやブログでもぼーっと見て何も考えず羅列して、祭が始まったら真っ先にまとめサイトを作ってくれればいいの。
センスを磨け
つまりだ、羅列型ニュースサイトが「人間がわざわざ運営する程のものじゃない」って言われないようにするには、センスを磨くしかねーだろよ。お前らどいつもこいつもセンスが無さ過ぎるんだよ。ホッテントリに上がってるのを羅列するんだったら、ホッテントリでいいだろーが、このバカが。もっと目を見開け、耳を澄ませろ、鼻を利かせろ、センスを磨き鍛えろ。そして這い上がってみせろってんだ、期間工ども。
で、その最上位にいるのが
犬なんだから、やってらんねーよなー(笑)
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- marco11のブックマーク
ネタ元。id:marco11は面白いので、普通の文章になれば読者がつくと思う。が、普通になったら面白くないかも(笑) - 花魁発狂 - 個人サイトの武器。
で、この文章を読んで書き始めたのが、ワシの文章。初稿からはまるで変わってしまい跡形も無い。 - 304 Not Modified: はてブは個人ニュースサイト2.0なのか
こういうアチコチにバラけた話題をまとめてくれるのもありがたい。 - 女王の教室 - Wikipedia