新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

デブ自立支援法案提出検討へ 厚労省

肥満に苦しむ人々、通称「デブ」の人口は、国内で2300万人、世界では10億人に達すると言われている。これらデブの社会的自立支援を行うための法案提出を厚労省が検討していることが、当紙の調べでわかった。

「デブロガー」テラジさん

「『暑苦しい、酸っぱい匂いがする、酸素が減る、存在そのものが悪』などと罵倒されても、じっと耐えてきました」と語るのは、デブ専門ブログ「deblog」を運営していたテラジさん。「これからは言いたいことを言いますよ!」と鼻息荒い。具体的は、

  • デブが来たら冷房を強くしろ。
  • ホテルや旅館の浴衣のサイズが小さい。デブサイズを用意しろ。
  • デブは無料で飛行機のビジネスクラスが使えるようにしろ。
  • 大盛り・おかわりは当然無料。
  • むしろ、デブが来たら黙って大盛りにしろ。

といった要求をしていくそうだ。

「UD」を目指すトゲアルヨさん

「UD(ユニバーサルデブ)に対応したショールームに出かけたら、段差があって登れなかった。係員が踏み台を用意したので乗ったら、体重に耐えられずに壊れ、転倒してしまった。おかげで、それまでドンブリ3杯はメシを食ってたのに、今では2杯しか食えなくなった。これのどこがUDなんでしょう?」と話すのはトゲアルヨさん。

目指すものは『ユニバーサルデブ社会』

デブは観察されるモルモットではなく、意見を述べるデブであることを、健常者が見過ごしている。デブ切り捨ての考え方も、主流である事も良く認識しています。しかし、昨日まで普通に歩けてやせていた方が、突然デブになり、貴方の足はまるで豚足ですと、突然なじられます。その時に、本当に大丈夫ですか?心身ともに受け入れられますか?
デブが安心して外に出られる環境に無い。これは、殆どデブの意見を聞かずに作られてきたからだと思います。健常者とデブを同一視する。それがデブを追いつめている事にも気がついていない。だから平気でデブの行動を無視するようになるのです。デブと普通の人とは違うことを理解して欲しいと思います。

デブ問題に詳しい原太(はらふとし)頭狂大学教授の話

好感度の高いデブタレントを数多く芸能界に送り込むことで、地位向上を目指してきた。その成果もあり、以前に比べ社会的コンセンサスは取れてきた。だがまだまだ。これからは法的整備を進めることによって、さらに改善を進めていきたい。

あとがき

むしゃくしゃしてやった。「UD」なら何でも良かった。今は「トゲアルヨ」さんが顔真っ赤にして抗議してくることを期待している。