歩くとき傘をどのくらい傾ければ雨に濡れないか計算してみよう
まず、雨粒の落下速度と、人間の歩行速度を調べましょう。
一般的な歩行速度では、どのくらい雨が傾くのでしょうか。たしか高校のときに習ったような気がしないでもないですが、私は数学は苦手です。誰か計算してくれないかなぁ。
雨粒の落下速度
だそうです。ここでは最も遅い「秒速2メートル」にします。
「直径0.5ミリほどの小さいものは秒速2メートル、直径2ミリだと秒速7メートル。直径5ミリの大粒なものになると秒速10メートルぐらい。」
計算してみよう
傘の高さはだいたい2mくらいですが、真っ平らではないので、傘の縁の高さは1.5mくらいになります。すると地面まで0.75秒。ちょうどピッタリ1mになります。つまり、傘を体の中心で真っ直ぐ傾けないで真上に差すと半径1mの傘でないと濡れてしまうことになります。
ただ、体の中心で差すことはあり得ません。だいたい体の中心から20cmくらいの所で差していると思います。これだと半径80cmの傘でOKです。私が使っているのは70cmの傘なので、まだ10cm足りません。この10cm分だけ傾ければいいことになります。
10cm分の横幅を補うのに、どれだけの高さが必要かを計算すると、2:4/3の割合ですから、15cmになります。傘の曲率を出すのがちょっと面倒なので雑に計算しましたが、15cm分傘の縁が下がるように傾ければよいのです。
後はみんなに宿題です
ただし、これでも足下は濡れます。これは地面が雨を完全に吸収して跳ね返らない前提での計算だからです。雨粒が大きくて落下速度が速いほど、大きく跳ねて足下を濡らすことは、土砂降りの時に傘が役に立たないことで実感していると思います。
ではそれを計算!と行きたいところですが、私は天気の中の人なので計算は苦手です*1、これ以上の計算は皆さんに宿題とします(笑)
勉強って楽しいよね
この記事を読んで「どーでもいいやん」と思った人は、「猿以下」のかわいそうな人です。
「おもしろいな」って思ったけど、めんどくさいから計算まではしなかった人は、多分一番多数派の普通の人です。よかったですね。
「紙と鉛筆を用意した」人は私と友達になれるでしょう。
「こんなの暗算で当然」という人は、是非友達になってください(笑)
雨傘の異常な非効率さを解消するには
雨傘そのものを改良するよりも常に相合い傘にすることで解決すればいいと思います!(笑)
*1:計算はスーパーコンピューターの仕事だからw