映画『シザーハンズ』
なるほど、確かにその通りだよなぁ。つまり人間には2種類いるってことかな。
人里を離れて誰にも迷惑を掛けないように静かに暮らしていた異形の者を、好奇心で町に連れ出して、より傷つけて、自分たちの手に負えなくなって追い返した話
- 人を傷つけたくない・傷つけられたくないから、人とは距離を置く人。
- 逆に傷つけたり、つけられたりしながらも、人との交わりの中に居たいと思う人。
彼を作った科学者はどちらだったのか。多分、何らかの理由で前者のようになったけど、やっぱり寂しくて彼を作ったのだと思う。そして彼に「心」を与えたんだ。
「手がはさみだと好きな人が抱けなくて悲しいよねー?」ってのはまさにその通りで、ハサミの手は近づく者を傷つけてしまう自分の象徴であって、誰もが持っているものだ。みんなそれを上手に使って生きているんだ。それがヘタクソな自分が切ないのだ。
人を傷つけること、傷つけられることに臆病になっている現代人へのメッセージをメルヘンで甘くコーティングしたものが『シザーハンズ』なのだ。
って、嘘くせーなw