新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

明治16年(西暦1888年)の鹿児島の観測原簿


122年前の鹿児島の観測月原簿です。恐れ多くてスキャナなんて使えないので、デジカメで撮影。
午前9時半と午後3時半、午後9時半に観測しています。当時は正時では無かったんですね。一番左側の「更正晴雨計」とは気圧計のことです。数値は多分水銀柱の高さだと思います。まんなかは「空気の温度」。気温って言葉が無かったんでしょうか。2、3と6日の日気温較差の計算を間違えて赤チェックが入ってるのがちょっと笑えます。右側は露点温度です。右上が破れちゃてますね。
こういった130年間の積み重ねが現在の気象業務を支えています。自分も頭では理解しているつもりでしたが、実際に当時の原簿(しかも手書き)を見ると、とても感慨深いです。