新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

問題だらけの気象庁公式サイトリニューアル

8/1に気象庁Webサイトがリニューアルされたが、問題だらけだ。
「一部のページについては、アドレスが変更になっております。」とあるが、「ほとんど」と言うべきだ。しかもその変更があり得ないほどダメダメだ。
例えば鹿児島県の天気予報の旧アドレスは
http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/yoho/46.html
だったのだが、ここにアクセスすると
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/46.html
に転送されるが404NotFound。実際のアドレスは
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/352.html
なのである。公的に提供している防災情報のURLが変更になることがどれほど重大なことか、気象庁は理解しているのだろうか。
他にも鹿児島県の天気予報に種子島屋久島地方が表示されていない。鹿児島県の注警報ページの細分区図のリンクが異常。等々。
こんなものは事前にテストしていればすぐにわかることで、つまりはテストをしなかった疑いがある。
「デジタル台風」の北本朝展氏も呆れている。


・台風が接近している最中に、ここまで防災情報を放置する気象庁やウェブ制作担当会社には、全くあきれてしまいます、、、
・結局のところ気象庁は、「(内輪の)関係者だけに情報が伝わっていれば十分」という狭い意識から、未だに抜けられていないのではないかと心配です。
ここまでボロボロにも関わらず大手マスコミ等で騒ぎになっていないのは、殆どの人が気象庁公式から情報を得ていないからだろう。民間気象会社や大手ポータルサイトの方が見やすく便利だからだ。だからこそリニューアルで利便性を向上するつもりではなかったのか? それとも「どうせ見ないから」って軽視しているのか。
アクセシビリティって何?」って言いたくなるような、HTML-lintで-177点の台風情報にOKを出した担当者は、なにも疑問を感じなかったのか。
天気予報をXMLで提供すると気象庁が発表してから半年が経ったが、未だに何の音沙汰もない。業を煮やして独自でXMLRSSを配信をされている方もいるが、今回のリニューアルは大迷惑だろう。
この様なネット軽視の姿勢を改めなければ、気象庁はその信頼を急速に失うことになるだろう。