新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

メディアプレーヤー徹底比較

オライリーMP3

いまおそさん弥助さんが、偶然にも同じ時期にメディアプレイヤーを捜しているので、紹介。
テスト環境はTigerMP AMD AthlonMP 1700+ (1.46GHz駆動)x2 / 512MB / ONKYO WAVIO SE-120PCI / NVIDIA Geforce2MX / WindowsXP / 画面解像度1600x1200x32bit
テスト用ファイルは『いざゆけ若鷹軍団』(MP3 128kb/s 44kHz 4MB)
サウンドの出力先は指定できる場合はDirectSoundに設定。
ヴィジュアル効果などに代表されるよけいな機能はすべてオフ。
DualCPU環境なので、普通とはいえないかもしれないが勘弁。

Media Player Classic

実行ファイルサイズ909KB 消費メモリー 起動時9872KB 実行時14196KB 負荷2%
これ一本で何でもこいっ!なMPC。Flashまで再生できる。んが、日本語化パッチを配布されていたサイトが現在404。アンテナによると10/28までは生存を確認しているのだが…。消息をご存じな方いらっしゃいませんか?(復旧しました。よかった、よかった。)

KbMedia Player

実行ファイルサイズ1.28MB 消費メモリー 起動時6844KB 実行時9720KB 負荷0.2%
最強のマルチサウンドプレイヤー。専用プレイヤーにはかなわないが、プラグインによって、ありとあらゆるフォーマットに対応できる。過去の資産を蘇らせてくれることだろう。意外と省メモリーなんだなぁ。

1by1

実行ファイルサイズ37.5KB 消費メモリー 起動時5664KB 実行時6476KB 負荷1%
実行ファイルサイズ・消費メモリーともに圧倒的な軽さ。これで重いって言ったらバチが当たる。Winampのinputプラグインが使えるので、対応フォーマットはそれに準じる。ちょっとしたDSP効果もかけれるようだが、私は原音再生ができればそれでいいので、いらない。出力先にWaveマッパーしか指定できないようだ。負荷が若干高めなのはそのためかもしれない。

foobar2000

実行ファイルサイズ127KB 消費メモリー 起動時6344KB 実行時7792KB 負荷0.1%
実行ファイルサイズやメモリ消費量こそ1by1よりは多めだが、動作は非常に軽い。デフォルト設定では1%程度だが、DirectSound出力にし、意味なしのVisualizationをオフにすれば、テストした中では最も低負荷になった。プラグインによって機能を追加できる。CDライターまであるようだ。

総評

今まで一番低速だったマシンが弥助さんのところでサーバーとして第二の人生を歩んでいるため、低速マシンでの実験ができなかった。そのためCPU負荷についてはほとんど意味がないものとなった。その多機能ぶりから重いと思いこんでいたKbMedia Playerが、起動時を除き軽快な動作を見せたのは驚きだった。
結論としては、BGMプレイヤーにKbMedia Player、関連づけからの起動にはMedia Player Classicを使う。ムービー系のファイルを使う機会が少ない場合は、foobar2000か1by1がいいかもしれない。
これ以上軽いプレイヤーを求めるなら、自分で書くことだ。つーか、書け(笑)

一覧表

ファイルサイズ 起動時 実行時 負荷 備考
Media Player Classic 909KB 9872KB 14196KB  2.0%
Myu 316KB 7284KB 9440KB 0.3%
KbMedia Player 1280KB 6844KB 9720KB 0.2%
1by1 38KB 5664KB 6476KB 1.0%
foobar2000 127KB 6344KB 7792KB 0.1%
Apollo 247KB 7500KB 9948KB 0.2%
Dynamo 932KB 6932KB 7904KB 0.5%