新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

ヘリウム窒息事故は不起訴に

前に取り上げたヘリウムガス窒息事故だが、先生は不起訴処分に終わったそうだ。良かった。

県立勝田工高(ひたちなか市松戸町)で昨年10月、3年の男子生徒(当時18歳)がヘリウムガスの入ったビニール袋を頭からかぶり、窒息死した事故で、水戸地検は29日、業務上過失致死容疑で書類送検された男性教諭(42)を不起訴処分とした。
教諭は昨年10月25日午後5時ごろ、校内で生徒に袋を手渡す際、吸引しないよう指導しなかったとして、4月に書類送検された。教諭は文化祭で使う風船にヘリウムガスを入れる作業をしていた。教諭は県警などの調べに、「(生徒がヘリウムの入った袋を)頭からかぶるとは思わなかった」などと話していた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20080530-OYT8T00007.htm

このように「何かをやろうとして」事故がおき、それを処分するようでは、教師は萎縮してしまい、「何もやらない方が良い」という考え方をするようになるだろう。これは教師に限らない。子供だってそうだ。危ないことしちゃだめ、ネット見ちゃだめ、あれしちゃだめ、これしちゃだめと禁止するばかりでは、まともに育つわけが無い。何かやろうとして失敗したなら「何故」失敗したかを一緒に考えればいい。失敗は成功の元というではないか。