新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

今月に入ってからの関東に雪が多い理由は「南岸低気圧」と「偏西風の蛇行」


今月に入って雪の日が多く、都心では2,3,6,7,9,日と、二日に一日以上の割合で降雪を観測している。気象庁によると、日本列島の南に寒気と暖気の境目となる「前線帯」が停滞し、前線上にできる低気圧が次々と本州の南を通過しているためで、偏西風の蛇行が前線帯の南側の太平洋高気圧を強めていることが影響しているとみられる。
東京都心で二月上旬に降雪が計五日以上あったのは、一九七二年以来。
頻繁に雪を降らせているのは、冬型の気圧配置が緩んだ時に通りやすい「南岸低気圧」。本州南岸に沿って東進し、関東や東海に雪をもたらす。
太平洋高気圧が前線帯を北に押し上げているのは、日本の南側で「亜熱帯ジェット」と呼ばれる偏西風が北に蛇行しているためだ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008021002086549.html

雪を降らせる気圧配置「南岸低気圧」って何?


聞きなれない「南岸低気圧」について、奈良地方気象台にわかりやすい解説がある。

南岸低気圧とは、日本の南海上を主として東〜北東に進む低気圧のことです。南岸低気圧そのものは、一年を通じて見られます。
低気圧の中心に向かって吹き込む南からの暖かく湿った空気(暖気)と北側から流れ込む冷たく乾いた空気(寒気)がぶつかりあっています。このように南岸低気圧の場合、暖気と寒気のぶつかり合う場所がちょうど太平洋側であるため、太平洋側を中心に降水をもたらすのです。

http://www.osaka-jma.go.jp/nara/knowledge/snow/snow4.htm

以上

コピペで学ぶ気象学をお送りしました。一行でまとめると

  • ここんとこ関東に雪が多いのは、偏西風が蛇行して、普段もっと南を通る南岸低気圧が関東に近い位置を次々に通り、大雪になりやすいパターンにはまっているから」

って感じ。なんとなくてもわかった?