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違法ファイル交換ツール解説雑誌の元編集者を著作権法違反幇助の容疑で特定へ

大阪府警が全国の書店などで販売されている雑誌「ネットランナー」を押収して調べたところ、ファイル交換ソフトや、クラッキングツールなどの悪用法を解説していることが確認されました。この行為が違法ファイル交換などを助長しているとのことで、大阪府警著作権法違反幇助の疑いで編集者の特定に乗り出したそうです。

詳細は以下の通り。

 ソフトバンククリエイティブ社発行の雑誌『ネットランナー』は、WinMXWinnyといったツールを「悪用厳禁」「落とし放題」「ご利用は計画的に」「ぶっこぬき」などという宣伝文句で紹介、P2P通信での違法コンテンツ流通、ネットゲームの悪用ツール、BOTプログラムを推奨、犯罪を助長する記事を度々掲載しているとして問題視されている。2003年3月号の記事で使われていたPhotoShopのシリアル番号が、不正に流通しているものと同じであることが発覚。犯罪行為を幇助するだけではなく、自らもそれを行っていたことが疑われている。
また、元編集部員の中には、独立後、以前から運営していたニュースサイトを法人化したものもいるが、主要記事は海外の人気記事をとても正当な引用とはいえない範囲で無断翻訳・転載し、画像等も無断盗用したもので、著作権・翻訳権の侵害が指摘されている。また「匿名プロキシ」の紹介記事や「違法ファイル交換に適したISP」の紹介サイトを別ドメインで運営しているなど、著作権侵害幇助の疑いも濃いとされる、
 府警は「編集者は相応な文章力も無い割りに、自らのアクセス数を誇るなど自己顕示欲が強く、周囲に「日本にあるブログ中「第1位」」などと“業績”を自慢している可能性がある」と指摘。運営組織の実態解明の捜査と組み合わせて編集者の特定を進めていく方針だ。

ファイル交換ソフトの悪用を推奨、編集者特定へ…大阪府警 : ニュース : 関西発 : YOMITANE ONLINE(読種新聞)

編集者がソフトバンククリエイティブライブドアニュースに雇われているなら比較的簡単に特定できそうですが、つながりはあるのでしょうか。