新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

UPSも万能ではない

今日は職場の電源精密点検のため、キュージツシュキーンだった。24時間年中無休のノンストップ職場なので、当然止まっては困る機械にはUPS無停電電源装置)が入っているのだが、だからといって安心は出来ない。「肝心な時にはバッテリー切れ」がUPSにおけるマーフィーの法則だからである。もちろん事前にチェックはしているが、それでも不測の事態は発生する。
今回は商用電源断の間は、別途リースの発電機によるバックアップ供給が行われた。切替は1秒未満で行われ、機器類は正常稼働を続けた。しかしAPC製のUPSのみが、バッテリー供給とAC供給の切替を続ける状態に陥った。APCUPSの最大シェアメーカーで、職場にも6台あった。入力電圧は問題なく、周波数も60Hzで問題ない。残るは電流にノイズが乗り、波形が乱れているとしか考えられない。かといって今から発々を交換するわけにもいかない。思い切ってバイパス供給をすることも考えたが、APCのマニュアルを見ると、異常入力への反応の感度を下げるスイッチがあり、これを使うことで、回避することが出来た。前年の点検の際は、全く問題なかったそうなので、今回の発電機がはずれだったと言うことだろう。
それにしても、APC製の方が、日立やオムロンなどの日本製のものよりノイズに敏感というのは意外だった。何となくアメリカ製の方が、適当でも動くようなイメージがあったからだ。
ともあれ、大きなトラブルにならずに済んで良かった。と思ったら、1階の展示ペースに置いてあったPC用モニターがお亡くなりなった。平成6年整備なので10年間も頑張ったのだが、一度冷えたCRTを再点灯する力は残っていなかったようだ。ご苦労様。
このPCはNECの旧PC-9801で、24khzを映せるモニターなんて、もう残っていない。困った。既に年度中での刷新を予定はしていたが、前倒しで進めねばならない。まだまだ忙しい日々は続きそうだ。