気象庁 新中枢システム移行失敗

簡単に説明すると、こんな感じ

これまで気象は気象、地震は地震という風に別々の回線を使っていたのを、一本の回線にまとめる。

地震の回線は地震が起きてないときは空いていてもったいない。だから一本にまとめれば効率がいい。で、いざ地震が起きたときは、他のは優先度を下げて通信する、って感じ。相当なコスト削減に繋がるし、相対的に通常時は回線が早くなるのでウマー！

これまで各管区（札幌・仙台・東京・大阪・福岡・沖縄）にあったL-ADESS（ローカルアデス）を廃止し、東京・大阪にC-ADESSを集約

地方中枢を廃止し、東京・大阪に集約することでコスト削減。東京だけだった中枢を大阪にも分散することで災害時のリスクを分散。

失敗はしたけど、そう叩かんであげて

この切替に8億円かかるみたいだけど、そのくらいなら数年で元が取れるだろう。逆に言えば、これまでの方が無駄が多かったわけで、叩くならそこを叩くべきだ。
一見それほど難しくない移行作業だが、システムを稼働させながらの移行だし、大昔から建て増しに建て増しを続けたシステムなので、リフォームには「匠の技」が必要なのだろう。
まぁ、何が言いたいかというと「中の人は大変なんです」ホント。