新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

行列のできる弁護士タレント「橋下徹」

昼休みに営業に来てた日本生命の保険外交員に日生主催の橋下徹講演会に招待された。最近までテレビがなかったので、『行列のできる法律相談所』はあまり見たことがないのだが、大好きな番組『たかじんのそこまで言って委員会』の準レギュラーなので少しは知っている。週刊ポストの連載も読んだことがある。全てに共通してるのが、がんばりすぎて力入りすぎて滑ってる感。
講演もスゴくがんばっていて、ものすごい勢いで滑っていた。周りの人が何故笑っているのがさっぱり理解できない。「北村先生が」「紳助さんが」テレビと同じやん。所詮保険屋の講演だからって、手ぇ抜いてんのかなぁ。どうせ滑るなら、ポストの方向に滑って欲しかった。彼にはタレント性はあるが、誰かにいじってもらったり、突っ込んでもらわないとダメのようだ。ピンでやるのはやめた方がいいだろう。

判断は直感。法律はそれに理屈を付けるために必要。

法律に対する感覚や姿勢は、共感できた。
例えばある事案に対して善悪を判断する時、まずは「直感」だと。で、その直感はどこから来るのかというと、法律ではなく、それまでの経験、経験がない場合は哲学だろうと。ただそれを依頼者や法廷で説明する時に「直感です」では通らない。だから都合のいい法律を引っ張ってきて、後付で理屈を付けるのだと。もちろん相手の弁護士も同じようにアプローチする。その理屈をつきあわせて判断するのが法廷であり、裁判官なのだと。

平均合格年齢29歳って、まともな人間なわけがない

これまでの弁護士はエラそうで、もったいぶってた。それは弁護士が高い報酬を得るために作り上げた虚像である。司法試験合格の平均年齢は29歳。しかも働きながらよりも、親のすねをかじってるヤツの方が多い。29歳のニートだよ。勉強はできるかもしれないけど、まともなわけがない。
「行列」はその虚像を破壊したと思う。弁護士もただの人間なのだと。まだまだ威張ってる弁護士が多いけど、これからは変わっていくと思う。

サービス精神過剰

テレビでもわかるけど、軽くてチャラチャラしたキャラクターをとても真面目に演じている。必死って感じだ。たぶんそれも計算の内なのだろう。そういった打算抜きで好きにしゃべらせたら、スゴく面白いだろうなぁと思った。ただ、その場合観客の1割も付いて来れないだろうけど。