地震雲

◆れっちゃんの出来事帳◆
地震があると必ずと言っていいほど「地震雲を見た」という人が現れます。この方の場合、「地震雲だった？？？」と、疑問形でかかれていますが、中には「絶対地震雲だ！」と言い張ってアレな人もいて、困ったちゃんなこともあります。
もちろん「絶対に無関係」と言いきることはできませんが、ほとんどの場合、単なる飛行機雲です。ほとんどの飛行機雲は数十分で消散してしまいますが、大気の状態によっては、なかなか消えずに広がっていき、太くて長い雲になることがあります。元々過冷却状態にあった水蒸気が、飛行機のジェットエンジンの刺激によって氷の粒になるわけです。「冷やしすぎたビールをグラスに注いだら凍っちゃった」ってのを想像するとわかりやすいと思います。

この写真は2004/04/30の朝に宮崎市で撮影されたものです。扇状に広がった6本と、左右に横切る1本の飛行機雲があります。しょっちゅう空を見ていれば、このような飛行機雲はそんなに珍しいものではありません。