新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

大量のダミーファイルでWinnyユーザーをうんざりさせるソリューション

コラムじゃないですよ。こんなものはネタ扱いです。itoya_labo辺りがビシッと斬ってくれるかも。というか斬って。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/12/22/5918.html
なぜ「IT企業」の皆さんは「解決法」のことをわざわざ「ソリューション」とかいう訳の分からんカタカナにして、客を煙に巻こうとしますか?

Whizzy R&Dの石原省平代表取締役によると「ダミーファイルが大量に流通することで、海賊版コンテンツをダウンロードしようというユーザーをうんざりさせて、ダウンロードする気持ちを失わせることができる」という。
うんざりさせた後、そのユーザーは作品を正規に購入するのかな。そうならないと著作権者には1円の得にもならないと思うけど。
また、コンテンツシェルタではコンテンツホルダーの要望に応じて、ダミーコンテンツ配信以外の対策を採ることがある。例えば、「音楽CDであればCCCDを採用したほうがいい」などの助言も行なう。
CCCDがCDを買う人をうんざりさせただけで、売り上げには何ら寄与せず、CCCDを採用した音楽家やレコード会社に対して嫌悪感を与えただけの結果に終わったのを知らないのだろうか。(参考:コピーコントロールCDを徹底的に総括する)
ダミーファイルを流すという手法など、ソフト会社も検討したはずだ。それでも実行しなかったのは、「毒をもって毒を制す」という、公共のネットワークにゴミを垂れ流すような行為が会社の信用を傷つけると考えたからに違いない。
と、ここまで書いて石原省平代表取締役のブログを見つけた。曰く、
著作権持ってる人や企業は確実に困っている。これは大義ある戦争だ。」
だそうだ。歴史上「大義ある戦争」などという言葉を使う人物にロクな者はいなかった思うが、彼はどうであろうか。どうやら「チャンコロ」のようなので、「生暖かく」見守ることにしよう。