新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

一般の人が理解しなくてもいいように気象庁ってのがあるんじゃないのか?

http://d.hatena.ne.jp/TERRAZI/comment?date=20040713#c
Windowsという非常に優れたOSがあり、ユーザーはOSの動作原理など理解しなくてもいいように設計されています。欠陥があってもWindows Updateという便利な仕掛けでバカチョンで修正してくれます。ですが現状はOS本体・IE・OEの欠陥を利用したコンピューターウイルスが蔓延しています。なぜでしょうか。
クルマについてもそうです。今の日本車(某社製を除く)は非常によくできていて、滅多なことでは故障しません。クルマのメンテナンスなんて車検の時だけ、なんて人も多いはずです。万一、路上で故障してもJAFを呼べば何とかしてくれます。命に関わるクルマですらこうです。
ならば気象もそうなのでしょうか。このような命に関わる災害に繋がるようなことでも、人任せにしていいのでしょうか。今回、おばあさんが体の不自由な夫を何とかして二階に運ぼうとしたが無理で、119に電話したが間に合わずおじいさんは溺死してしまいました。私も台風の日に体の不自由なおばあさんから「避難しようと思うけど体が動かない。ケアセンターに電話するけど繋がらない」という悲鳴にも似た電話を受けたことがあります。JAFは待っていれば来てくれますが、災害が起こったとき、誰かが必ず助けに来る保証はありません。
日本の人口の半分は水害が起きうる場所に住んでいるそうです。これを読んでも多分自分は起きない側にいると思うでしょう。非常時の持ち出し袋なんて用意している人も少ないと思います。問題なのは理解というよりも意識なのです。昔と違い、今は携帯電話で瞬時に情報を得ることが出来ます。その情報と防災に対する意識をもってさえいれば、ウイルスにやられるように簡単には災害にやられることはなくなるでしょう。