新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

1時間80ミリの雨ってどんなの?

新潟地方気象台では、栃尾市付近と下田村付近で約80ミリの記録的短時間大雨情報を発表している。この「80ミリ」とはどのくらいの雨なのか?

用語
雨の降り方
1時間雨量
(mm)
感じる
イメージ
人への影響
屋内の様子
(木造住宅)
屋外の様子
車に乗っていて
災害状況

やや強い雨

10〜20
ザーザーと降る。   地面からの跳ね返りで足元がぬれる。 雨音で話し声が聞き取れない。 地面に水たまりができる。   この程度の雨でも長く続くときは注意が必要。




 
強い雨
20〜30
どしゃ降り。  

傘を差していてもぬれる。

寝ている人の半数くらいが雨に気がつく。
 
ワイパーを早くしても見づらい。 側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。



 
激しい雨
30〜50
バケツをひっくり返したように降る。   道路が川のようになる。 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが利かなくなる。

山崩れ・崖崩れが起こりやすくなり危険地帯では避難の準備か必要
都市では、下水管から雨水があふれる。
 

非常に
激しい雨
50〜80
瀧のように降る
(ゴーゴーと降り続く)。  
傘は全く役に立たない。 水しぶきで一面が白っぽくなり、視界が悪くなる。 車の運転は危険な状態。 都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込む場合がある。
土石流が起こりやすい。
多くの災害が発生する。
猛烈な雨
80〜
息苦しくなるような圧迫感がある
恐怖を感じる。
雨による大規模な災害の発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。


 

気象用語としては「猛烈な雨」、感覚としては「恐怖を感じる」。「滝のような雨」よりも上のランクなのだから、どのくらいスゴいか想像できるだろう。