新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

Operaが宮崎にキター!(AA略)

Opera関係者(?)と思われているのに全くOperaの話をしないのでは申し訳ない。というわけでOperaの話。
と、いうのはウソで、歌劇の方のオペラを観てきたって話です。というかオペラってのもウソで、「オペレッタ(イタリアoperetta「小さいオペラ」の意)」あり、バレエダンスあり、コントあり(?)の楽しいクラシックコンサートでした。ウィーン・シュトラウス・カペレ

音楽って楽しいな

音楽のことを言葉で表すには、私には文章力がまるで足りない。だけど改めて思ったのは「音楽って楽しいな」ってこと。普段はボーズのちっちゃいスピーカーで聞いているので、オーケストラの生演奏を聴けるだけで楽しい。当たり前だけど音の解像度がまるで違う。演奏している人たちも、とても楽しそう。開演前に「どうせ寝ちゃう」とか言ってたおいちゃんもとても楽しそうに手拍子してる。宮崎という小さな町に分不相応なくらい立派なコンサートホールが一体となった、とても楽しいコンサートだった。言ってる先から「楽しい」を連呼するだけの、へったくそな文章になってしまったけど、そのくらい楽しかったのよ。

「楽しい」を分かち合いたい

コンサートが終わって、ニコニコしながら帰宅の途につく人たちを見て、「ああ、この人たち家に帰って家族に「スゲー楽しかったー!」とか言うんだろうなぁ」とか「おいしいものならお土産にして持って帰れるけど、このコンサートはCD買って帰ってもその楽しさは伝わらないよなぁ」とか思った。人は楽しいことがあると、それを誰かに伝えたいと思う。一緒に共有したいと思う。私の場合は寝たきりの祖母に聴かせたかった。幸い(?)、席は1階席までしか埋まらず2階席は空いていた。会場の方の理解と厚意が得られれば、なんとかなったかもしれない。そんなことを帰りのクルマのなかで考えていた。

音楽を売る人たち

最近の音楽の世界は、一部の不心得者とそれに過剰に反応する人々のおかげで、少し息苦しい状態になっている気がする。「こんなすばらしい曲がある。この曲を多くの人に聴いてもらいたい。楽しんでもらいたい。」レコードを売るってのは、元来そういうことではないのだろうか?
音楽を売る人たちが、音楽を楽しむ人をがっかりさせるような事をしてはいけない。音楽を楽しむ人たちも、楽しませてくれる人を落胆させるようなことはしてはいけない。音楽とは両者がともに楽しんで初めて音楽になるのだ。ステージと客席が一体になって、はじめてコンサートが成立するように。