ニコニコ動画を3日で作った男と会ってニコニコした
ニコニコ動画を3日で作った @koizuka こと戀塚昭彦さんにお会いすることができた。お忙しい身であることは承知していたが、その日がちょうど出社日で調整しやすいとのことで、時間を割いていただいた。
あいさつ
戀塚さんの用事が終わった21時に待ち合わせをした。ワシはちょっとだけ緊張してきてコンビニのトイレでうんこしていて、店からでたら戀塚さんが居た。こともあろうに『神』を待たせてしまった。ちなみにトイレの紙はちゃんとあった。
「お忙しい中ありがとうございます」と言うと「前回時間取れなかったからねー」。とはにかんだ。ワシが前回東京に来たときにも戀塚さんをお誘いしたのだが、残念ながら機会がなかった。それを覚えてくれていたのだ。ワシの方はダメ元で言ってるのでそれほど落胆とかはなかったのだが、戀塚さんが気にかけてくれていたのは嬉しかった。義理堅い人なのだなぁと思った。はにかんだ笑顔はアイコンの雰囲気そのままだ。
戀塚さんのイメージは『WWWD』のドキュメント
戀塚さんといえば、Twitterでの外食tweetの印象が強い。推定うん千万プレイヤーであるのにも関わらず「マクドナルドでクーポン使った」とか「サイゼリヤで豪勢にミラノ風ドリアひとつ食べている」など、とても庶民的なのだ。これだけだと単なる『ケチ』にも思えるが、「特典などのメリットが薄いクレジットカードを潰した」「プリウスを買うときにトヨタのカードを作った」など、『無駄が嫌い』『最適化するのが好き』な人なのだと思う。
それは昔戀塚さんが作ったweb巡回ツール『WWWD』のドキュメントを読むと良くわかる。
WWWDに関連したうんちく
- WWWDの更新チェックの何が速いのか。同じサーバに対するリクエストをすべてまとめて一度に送り、すべての応答を一度に貰うHTTP/1.1の仕組み(パイプラインリクエスト)を積極活用しているから「速い」のです。
- 更新チェック処理にかかる時間だけではなく、更新されたサイトを人間が見て回る時間のトータルを「高速化」しています。
この文章を読んだときに、「この人は最適化が好きなんだなー」と感じた。このイメージと「カードを整理する」戀塚さんの行動は繋がっていると思うのだ。最適化が好きな人間は、最適化するにはどんな労力もいとわない。カードを整理するのは面倒だ。それで浮くお金は年に数千円程度。戀塚さんの収入からすれば微々たるものだろう。それでも無駄なお金が出ていくのは許せない。この心意気が無駄なコードは許さない、という開発者魂にも現れているのだと思う。
ちなみに会談の場所はファミレスで、ドリンクバーのみを頼んだのだが、会計の時「ドリンクバーだけだと高いんだな」と戀塚さん。さすがである。
