新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

はてな社内に「アーティスト」は必要無い

画家や音楽のアーティストなどと違って、ゲームや建築、家電、インターネットサービスの開発には高度な工学的技術が必要であり、開発を進めるためにはたくさんのエンジニアが必要となる。人数的には、クリエイターやそれに順ずる人が1,2人いて、エンジニアが大多数、という構成になる事が多いだろう。エンジニアは技術的な追求をしたがるし、技術面で尊敬できる人の言う事を聞きたいと思う。一方でクリエイターは、ユニークなアイデアを考え、それを形にしたいと考えているが、技術面でエンジニアに劣る事もある。この2種類の人たちがどうやって協力しベクトルを合わせられるのか、というところがものづくりの最も困難で重要な課題だと思う。

横井軍平、宮本茂 - jkondoのはてなブログ

はてなってさぁ、ユーザーがコンテンツを作り出すのをサポートする、いわゆる『CGM』が仕事でしょ? じゃあ、はてなにとってのアーティストってのは『はてなユーザー』のことだろ。ユーザーのアイデアを形にする手助けをする技術を開発するのがはてなだ。
はてなスタッフjkondo以外はアーティストである必要はない。
はてなスタッフはアーティストとしてのサービスを提案するのではなく、エンジニアとしてユーザーに「こんなの作ってみたんだけど」と提案する立場でいるべきだ。そう、音楽家にエンジニアが「こんな機材があるんだけど、ちょっと使ってみない?」と提案するように。
もちろんエンジニアだって時にはアーティストたることもある。が、あくまでも主役は「はてなユーザー」でなくてはならない。