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本物のリキッドレイアウト「リキッドなマルチカラムの実例」が羨ましすぎる件について

「リキッドレイアウト」ってのはざっくり言えば「横幅固定してないレイアウト」のこと。「Mozilla24」とかは、横900ピクセルのタイトル画像とか使ってて、ブラウザをフルスクリーンにしてもいくつかサイドバーの類を置いていれば、横スクロールバーが出てしまう。横スクロールバーが悪なのは結構共通認識として広まっていると思ったのに、まさかMozillaがこんな事をやるとはと、うるさい人達には不評だ。
逆に横600ピクセルぐらいで固定してしまうと、今度は横1280ピクセルの17インチモニタだと、スカスカ余ってしまう。
そんなのカッコ悪いじゃん! ってことで横幅可変の「リキッドレイアウト」が正義!ってことなんだけど、今度は1行が横に長すぎて視線の移動が大きく読みにくい。
じゃあ、どうすんのよ! って話。

mozilla独自拡張プロパティを使用してリキッドマルチカラムにしてみた。デメリットもかなりあってまだ改善の余地があり余っているものの、場合によっては低解像度から高解像度まで、シングルウィンドウから並行閲覧まで手広くカバーできる。

本物のリキッドレイアウト - 補足 - Hatena::agenda

実際に手元のFirefox2.0.0.6でやってみた。

16色に減色。クリックで元サイズに復元。
見事に4段組になっている。素晴らしい。羨ましすぎる。これをしっかりサポートしたページが増えれば、デフォルトブラウザ交代も考える。

今まで「どの解像度環境を最低基準にしてデザインを進めるか」ばかりが注目されてきて、「高解像度環境」ではそれに見合ったメリットが得られないどころか、逆に見づらくなるデザインも散見されてきたと思います。

私は固定幅デザインを絶対にウェブデザインとは認めない。だって、様々な媒体を選択可能なウェブの特性とは何の関係もないもの。

圧倒的に正しいと思う。ただ、現実として一番見やすいレイアウトを提供するために、固定幅を選択してしまうのも無理はないと思う。だってIEOperaはサポートしてないんだから。大事なのは「見やすいこと」であって、「思想的に正しいこと」ではない。横1920ピクセルの24インチHDモニタで全画面広げるような者はいないしね。
でも、この思想は完全に正しい。見やすくて正しくて自由度が高いのが一番良いに決まってる。だから、Operaの次期バージョン「KABUKI(仮)」では、必ず実装してほしい。頼むぞテッちゃん