新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

Mozillaと久夛良木さんとセカイ系と大日本人

ニッチもニッチな層だけを相手にしてるだけでは満足できんからってんで、より広い層を相手にしたいんだろうけど、元が浮世離れしてるもんだから、「世間」との関わりが(それ自体、あるいは「世間」と関わりたいという意欲、「世間」と関わらないといけないという義務感なり恐怖感なりが)希薄だから、「自分と地域社会」や「自分と家族」といった中間の対人関係が思い浮かばなくて、それらをすっとばして「自分と世界」を直に結びつけてしまう発想になっちゃってるんじゃないだろうか。
つまりMozillaセカイ系だったんだよ!! な、なんだってー(AA略

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これさー、別にFirefox部(笑)だけの話じゃないよな。Operaもそうだし、はてなだってそうかもしれない。マニアに受ける良くできた製品とかサービス全体に当てはまるように思える。
で、そのセカイってのは、久夛良木さんの「プレイステーションワールド」とかなんだよな。「感動度250」とか「全人類の久夛良木」とか。プレステワールドにはプレステワールドの住人しか住んでいなかった。
「大人が楽しめるエンタテインメント」を目指して、大容量・高画質化を図ったはいいけど、ゲームをしない層にはもちろん、普通にゲームを楽しんでいる人たちからも「ついて行けない」と見放されてしまった。逆に任天堂はゲームそのものに「興味」を持ってもらうことに注力し、ゲームから離れていた層を呼び戻し、これまでゲームなんかしたことも無い人々を新たに引き入れた。
高性能なブラウザによるリッチなコンテンツを目指すPC層と、モバゲータウン顔ちぇきでライトに楽しむケータイ層。この図式とよく似てると思うんだよ。
だからこそ「Mozilla24」には落胆したんだ。なんかさ、久夛良木さんとSCEがやらかしたのと同じ道を歩むつもりなの?ってね。高性能なハードウェアと優秀なクリエイターからイノベーションが生まれると信じ、それでプレイヤーを牽引していこうとした久夛良木さん。これってMozillaアルファギークと呼ばれる人たちがやろうとしていることと同じに見えるんだよ。