新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

本気でクソブログを考えてみよう

ネットを始めた初期段階で当たったら、一生個人サイトに対して偏見を持ってしまうんじゃないか。そんな悲しくなってしまうようなクソサイトが、最近、あちこちで見受けられる。とくに各ブログサービス。サイトを作成、運営しやすい環境を整えようと、技術的閾値を低く抑えた戦略はとても良いことだと思う。あらゆる才能に可能性を広げることは、ネットの進化に大いに貢献できるコンセプトだと思う。でも、それが安易なブログ作成、そして失敗作の氾濫を招いていることは、疑いようの無い事実だ。
ネタに対し、ネタ元に対し、文章に対し、読者に対して愛がない。それがダメなブログを作るブロガーたちに、一様に共通していることだ。流行りのネタを使う。YouTubeの動画を間に挟む。人気のブロガーに絡む。あとは、ちょいちょいとタイトルで釣りっぽい演出さえしておけば、衆愚なんてブクマするさ。そんな読者をナメきった姿勢。海外で見つけてきたものを、日本向けに何の工夫もせずまんま出してしまうGIGAZINEも同じ。
ブログに愛や夢をもたないで、アフィリのみに関与する人々のブログは、いつか読者のネットへの情熱をも破壊してしまうんじゃないか!? そんな不安が、最近、マジでボクを苦しめている。

元ネタ

ファミコン通信「本気でクソゲーを考えてみよう」

(via:昔のファミ通は骨があった - EXAPON Becky!

クソブログ悪循環の一例

1.クソエントリが作られる
故意的、故意的でないにしろ作られたブログが結果的にクソブログだった。
2.読まないけど、衆愚だからブクマする
クソエントリなのに何故かブクマされる。それに釣られて衆愚もとりあえずブクマ。ホッテントリに入る。はてブの信頼性はダウン。注目のエントリは読む気がしなくなる。
3.衆愚ブクマ狙いでエントリがさらに作られる
あいつとかこいつとかそいつとかのこと。
4.個人ブログがクソだらけなので、有名人をカネで雇う
PVは伸びているので、ブログサービスとしては問題ないようだが、読んでいるのはバカ衆愚だけで、一般人には全く訴求力が無い。そのため手っ取り早く稼げる有名人ブログを投入。
5.中身の無い有名人ブログが受けるので、個人ブロガーはやる気を無くす
チラシの裏」レベルのものがホッテントリに。これではネタ職人はやってらんない。
6.人気ブログに憧れて、何の取り柄も無い者がブログを作る
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