新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

人生とは2系統のレベルがあるRPGのようなものだ

TERRAZI2007-02-28

このタイトルだけで「そうだよなー」って思った人は頭がいい。「???」って思った人は普通。「偏差値75は伊達じゃないね」って思ったらうるるん

もめごとワロタ

しばさんのところで拾ったんだけど、なんでこう面白いネタ見つけてくるかなぁ。しばさんがGIGAZINEに入ってくれたら、はてブも使えるようになるのに。

これまでのあらすじ!(カレカノ風で)

つーか、なんだ、もし生まれつき頭がよかったとしたら悪いのか?勉強して偏差値上げて有名大学に入ったら責められなきゃなんないのか?どうしろと。ほんとに。どうしろと?どういう振る舞いをしていればその変な視線を受けずに済むの?いろいろ考えたけど、へりくだる以外の方法が見つからない。へりくだってりゃいいっていうのなら喜んでヘリクダっていますけど、ほんとにそれでいいの?見透かされてんだよ?それでいいの?

小学校の頃から頭はよかったから、やっかみは飽きるほど受けてきたし、頭のよさを謙遜する処世術も自然と身に付いてた。でも、社会に出て仕事するようになってから気づいたよ。そんな謙遜なんてクソの役にも立たない。学歴に意味なんかない。仕事はできるか、できないかの二択しかない。頭のよさを隠して目立たないようにする処世術なんて足枷以外の何物でもないんだよ。
目立つのが嫌だったし、「頭がおよろしいことで」って言われるのが癪だったから、余計な口出しはしないように、しないように十何年も暮らしてきた。その行動は全くの無駄だった。俺はもっと傲慢に、頭のよさを安全に剥き出しにする訓練こそを積むべきだったんだ。

私に才能がなかったとは思わない。努力もそれなりに重ねてきた。しかし、その努力が私の場合はことごとくピントはずれだった。意味のない努力で時間と労力を浪費した。そして努力すればするほど、自分の力不足を痛感し、恥じることとなった。この状況を打開するまでは何も言う資格はないと思いこみ、やりたい研究テーマや悩みについて率直に相談することを避けてしまった。結局、空回りしたままやりたいこともできず、大半の時間を浪費した。
能力は持っているだけでは意味がない。発揮できなければただの自己満足に過ぎないのだ。

そもそも「頭が良さ」が一つのものさしで計れると思っている点が大間違い。「俺はこんなに頭がいいのになぜ成功できないのだろう=頭がいい人は成功して当然」という発想はあまりにも甘すぎる

「私は旧帝大の大学院を出た」この一言だけでしょう。それだけの一言から私が学歴主義者であると読み取られるあなたの思考回路の方が気になります。

みんな青春してるなぁ。

ワシの場合

小学校5年生の時に「自分は他人より体が弱い。遠慮してると損をする。だからやりたいようにやる」と決めたので、やりたいようにやった結果としての、やっかみや僻みはあまり気にしなかった。駄菓子屋ゲーセンが遊び場だったが、進学校生からDQN校生、小さな子供までが共存していた。時にはケンカしたりカツアゲされたりはあったが、学歴コンプレックスのようなものは感じなかった。「貧乏団地の子」という共通のコンプレックスを持っていたからかもしれない。
むしろ「ゲーム=非行」って時代だったので、「ゲームマニアだけど、成績トップですが何か?」って感じで、物わかりの悪い教師や大人と戦うための武器として重宝した。

人生をRPGに置き換えてみるとわかりやすい

アニメやゲームがなんでわかりやすくて面白いかっていうと「デフォルメ」しているからだよね。じゃあ、ちょっと人生もデフォルメしてRPGに置き換えてみよう。
ここで言ってる「頭がいい」ってのはRPGのステータスでいうと「Wisdom」とか「Intelligence」になるよね。でもこれだけがキャラクターの価値を決めるわけじゃない。スポーツが得意な人は「Strength」、容姿が良かったり、愛嬌がある人は「charm」とか「charisma」、コツコツ辛抱強い人は「vitality」が高いわけだ。そしてその得意分野を生かして「経験値」を積んで、「レベル」を上げる。どう? わかりやすいでしょ。つまりね、「俺は頭がいい」ってのは「俺はINT高い」って言ってるだけで、「俺はレベルが高い」って自慢にはならないわけだ。肝心なのは「レベルの高さ」。んー、そうだなー、「格」あたりかな。

2系統のレベル

でもこのRPGはちょっとだけ複雑に出来ていて、2系統のレベルがあるんだ。今言った系統はキャラクター自身のレベル、「実力」だ。んで、もう一つは他人から見たレベル、「評価」だね。ゲームにおいてはコチラのほうが影響が強い。キャラクター自身のレベルは、勉強すればINTが上がるしカネ払って整形すればCHRが上がる。でも評価はそうとは限らない。INTが上がっても「ガリ勉」ってCHRが下がるかもしれない。整形するとカルマが上がるかもしれない(笑) 正比例の関係じゃないんだな。評価と言っても決して公平じゃなく偏見にまみれてる。むしろ偏向のない視点なんて存在しない。当たり前だけどね。
で、そのシステムの中で、いかに自分を確立していくかが、この「人生」っていうRPGの醍醐味なのさ。「頭がいい」とか「要領がいい」とか「非モテ」とかはRPGの一つのパラメーターに過ぎない。一つのことに囚われすぎると、折角のゲームも楽しくなくなっちゃうよ?

自信を持て

結局、人がなんでコンプレックスを持つのかって言うと、自分に自信が無いからだわな。自信を持つには努力が必要だ。でも、その努力の方向がちょっとだけずれていたせいで、折角の素質や才能を活かしきれずに自信を喪失してしまう。もったいないよね。
だからその努力の方向をちょっとだけ修正してやればいい。その役目を演じる「キャラクター」は友達でもいいし、親・兄弟でもいい。でも、やっぱり経験値の高い「先輩」がうまいと思う。宮崎アニメなら「じじぃ」の登場だ。どうしてもってならワシがやってもいい。100はてなポイントから受け付ける(笑)

何でもありのRPG

このRPGに反則は無い。チートもRMTでも何でもありだ。下手にやるとカルマが上がるけど、バレなきゃ大丈夫。でもチートで上げられるのは「評価」だけ。実力は上がらない。その差が広がりすぎるとエライ目に遭う。
実力はあるのに評価されないと嘆くなら、たまには目立つことをするのもいい。いつも街のスライム掃除をコツコツしていても、なかなか評価されない。たまにはドラゴンでも倒しに行かなきゃ。一人じゃ無理? じゃあパーティを組めばいい。 そんな相手はいない? CHRが足りないと思ってるんだね。ちょっとだけ勇気を出して、酒場で君の得意な召還魔法を披露すればいい。そんなの恥ずかしくて出来ない? しょーがないなー、だったらとにかくフィールドに出るんだ。そして苦戦しているパーティを見かけたら、加勢すればいい。人助けってのはCHRを上げるには一番なのさ。
シングルプレイだと、なかなかレベルはあがらない。でも、集団の中に埋もれてしまっても、やっぱりレベルは上がらない。かといってスタンドプレイに走ると、仲間にやられたり、パーティそのものが崩壊したり。結構このゲームは難しい。だから「攻略本」とかもたくさん出てる。
このゲームは必勝法もルールも無いけど、一つだけ制限がある。それはプレイしなくても、キャラクターは歳をとりGOLDを消費することだ。しかも課金も止められない。ひどいシステムなんだ。でも誰も文句は言わない。だって、これより面白いゲームは存在しないんだから。