新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

いきなりシャンプー無しはちょっと…って人は読んでみて


私がシャンプーもリンスも一切使わなくなってから、1年ちょっとたちます。そのおかげで、かつてのような髪の毛のべたつきがなくなりました。お湯で頭皮をマッサージするように洗うだけで、髪の毛はいつもサラサラです。
シャンプーは頭皮から油を奪うため、シャンプーによって油を奪われた頭皮は、過剰に油を出します。いわゆる、ホメオスタシス(体の状態を一定に保とうとするバイオメカニズム)が働いているわけですね。なので、シャンプーを使わずに、単にお湯で洗うだけにすると、必要な油まで奪わないので、頭皮は過剰に油を出さなくなります。
また、石けんもボディーシャンプーも使わなくなりました。いまは、単にお湯で洗い流すだけです。
冷静に考えてみれば、石けんで皮膚の脂を奪い取ってから、保湿クリームで人工の脂を補給するなんて、正気の沙汰ではありません。
と、分裂勘違い君が吼えていますが、メーカーの陰謀論はともかく(笑)、「洗い過ぎ」が良くないのは本当だと思います。
とにかくこの手のは個人差があって、「これが絶対!」ってのはありません。なので、自分にあった洗い方を探すしかありません。
いきなりシャンプー無しだと「洗った気がしない」ので気持ち悪かったり、今使っているシャンプーを捨ててしまうのももったいないですし、まずは量を減らすことから始めると無理がありません。まず、お湯だけでしっかり頭皮まで洗って、それからちょっとだけシャンプーを使って洗います。で、その量を徐々に減らせばいいわけです。
私の場合、シャンプーは「花王メリット」、リンスは無し、石鹸は「花王ビオレ・パウダーイン」を使ってました。「パウダーイン」はとてもよく洗えて気持ちいいのです。宣伝文句でも「毛穴の汚れまで洗える」なんてやってますよね。実はこれが良くない。思春期の汗や油が出まくる中高生ならともかく、普通の人には洗い過ぎになってしまうのです。私は脂性なので、パウダーインでゴシゴシ洗いまくっていました。でも一日で背中は油でべっとりなのです。で、勧められたのが「普通の石鹸」。最初はさっぱり感が物足りなくて、ちゃんと洗えてるのかなぁと思ってましたが、1ヶ月くらいで油の量が減りました。それでもお湯だけってとこまではいかず、今はこれを使っています。別に「これが最高!」ってわけじゃなくて、あんまり変な香料とか添加物が入ってない「普通の石鹸」なら何でもいいと思います。でも、この「普通」が無いんですね。これが。私の使ってるスーパーでは、これと「シャボン玉せっけん」しか置いてないです。で、ミヨシの方が安いので、そっちを使ってます。
シャンプーも同じミヨシのせっけんシャンプーを。始めのウチは指通りが悪く、洗い上がり感もバサバサで「ダマされた!」と思いました(笑)これもしばらくするとおさまります。実は普通のシャンプーで洗うと髪が痛んでしまうらしいのです。でそれをごまかすために潤滑剤の入ったシャンプーやリンスを使うわけです。
https://www.miyoshisoap.com/catalog/mutenka/products/M-5-6.html
これをほんのちょっとだけ使って洗ってます。普通のシャンプーより良く落ちるので、油分不足の人はかえって良くないかも。
せっけんもシャンプーも、大手メーカーのモノより値段が少し高いです。でも次第に少量でよく落ちるようになるので、極端にランニングコストが上がることはないと思います。ちょっとした贅沢ってとこで。

体質やそのときの体調・気分で使い分け

体の汚れを落とすのがお風呂の最大の目的ですが、「疲れをとる」「リラックスする」という目的もあるでしょう。「あー、なんかイライラする。風呂でも入ってさっぱりしよ!」って時は、「トニックシャンプー」みたいな爽快感のあるシャンプーを、リラックスしたいときは、いいにおいのシャンプーを使う、なんてのもあり。
実はこの手の「せっけんネタ」は結構論争の種になってたりします。「アンチ合成洗剤・純せっけん至上主義派」が『買ってはいけない』とかを根拠に吼えまくったりしてるんですね。確かに合成洗剤は洗い過ぎになりやすいのであまり良くないんですが、適切な量・洗い方をしていれば、そこまで悪いものでもありません。
要は「気持ちいい生活」が出来れば良いわけです。あんまり極端に「シャンプー無し!」とか「毛穴の汚れまで落とす!」とか「合成洗剤は悪!」とか「メーカーの陰謀!」とかせずに、ちょっとずつシャンプー・せっけんの量を減らせば無理が無いと思います。

追記:シラミが復活しているらしい

新村 『昭和初期まで日本は疥癬・蚤・虱・水虫・たむしといった皮膚病が猖獗を極めていたわけですが、石鹸シャンプー無しだとその時代に逆戻りしそうな気もしますね。』
wireself 『ところがシラミは近年小学校や幼稚園なんかで流行したりするそうで、昭和初期までの話とも言い切れないのです。』

というコメントが気になったので、少し調べてみた。ただ、ワシは実はシラミやシラミ患者を見たことが無い。知識としてあるのは、歴史の教科書で進駐軍に頭から白い粉をぶっ掛けられている人たちの写真くらいだ。うまいキーワードが思いつかなくて、ズバリスッキリできるページは見つけることが出来なかった。詳しい人はフォローしてクレイ。


1970年代の後半ころから、大都会とその周辺地区の学童を中心に、アタマジラミのリバイバルが大きな問題となってきた。理由は定かではないが、それらしき原因はいくつかあげられる。
まず、DDTをはじめとする有力な駆除剤の規制は、シラミだけでなく農業害虫の世界でも多くの古典害虫の復活を呼んでいる。加えて国際交流の活発化による海外からの持ち込みがある。長髪の流行もシラミが泣いて喜ぶ条件となっている。シラミを知らない世代が国民の大半を占め、「フケが動いた」と驚愕し、シラミとわかればひたすら隠す主婦が多いことも、流行の一翼を担っていよう。とくに整髪料を用いない長髪で、仲間どうしの接触が多い学童層がねらい撃ちされている。いくら駆除しても集団で行わないとたちまち元の木阿弥になる。
まとめ

  1. 強力な駆除剤が禁止された
  2. 海外交流の増加とともに持ち込まれることが増えた。
  3. 長髪の流行
  4. 整髪料を使わない、仲間どうしの接触が多い学童層に多い
  5. 集団で駆除しないと効果が薄い
  6. シラミを「恥」と思い、隠してしまい、それで感染が広がる

なるほど。整髪料には大抵アルコールの類が含まれており、殺虫効果も期待できる。それを使わない子供の間で流行ってしまうってことか。
髪にいい環境ってのは、シラミにも住みやすい環境だろうから、困ったもんだね。「スミスリンパウダー」ってので確実に駆除できるそうなので、感染したらスグに処置するってとこかな。
問題なのは6の「隠して被害拡大」だね。これに関しては次のページがよくフォローしてある


気をつけなければならないことは「不潔」「だらしない」といった誤った中傷が、子供さんの心を傷つけてしまうことです。「誰にでもあること」「すぐに、よくなる!」くらいの心構えで子供さんたちと接してください。お父さん、お母さんの言葉一つで、子供たちはとても安心しますし、シラミを駆除することにも素直に応じてくれるはずです。
また、シラミの被害にあっている、お友達に対しても中傷することもなく、優しく接するようになるはずです。一度、傷ついた心は薬剤を使っても、もとには戻せません。あわてず、焦らず、確実な処置をお願いします。
確かに子供の場合、シラミの感染がバレることは、即、からかいやイジメに繋がるだろう。実はシラミの流行はこれが一番の原因なのかもしれない。
ここまでキチンとフォローしている「新潟市保健所環境衛生課生活環境係」 グッジョブ

追記:西松屋のベビー石けん

id:kapibaraさんより、「西松屋のベビー石けんが安くていいよ」とコメントもらいました。

「あっきぃの“楽しい暮らし大作戦!!” ビバ!西松屋!!」より
3個で税込208円は嬉しいですね。

ネットショップでは保湿剤入りのものしか扱っていないようです。「よく洗い流す」のが基本なので、折角保湿剤が入ってても、あんまり意味がないように思えます。
くどいようですが、「無添加だから良い」わけじゃないですからね。自分の肌質にあった石けんが一番です。