新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

『アニソン三昧』をPeercast中継

『今日は一日アニソン三昧』@NHK-FMPeercastp2pリレー中継した。この中継、ちょっとややこしい。備忘録として書き留めておく。

  1. NHK東京が放送電波発信
  2. NHK横浜が電波受信・中継
  3. 横浜のCATVが電波受信、ケーブルに中継
  4. Kuruma氏が受信、キャプチャ、エンコード、CATVインターネットに経由で俺ラジオサーバーに送信
  5. 俺ラジオPeercastサーバーが受信・リレー中継
  6. Peerが受信・リレー

なんでこんな面倒なことまでして中継するのかというと、自室にFMチューナーが無いからだ。既に中継しているPeerはあったが、受信環境が悪いのかノイズが多い上、ビットレートも低かったため、かなり音質が悪かった。このことをirc://irc.opera.com/japaneseで嘆いたところ、Kuruma氏が「うちノイズないよーん」ってな感じで、Peercast初挑戦にもかかわらず中継して頂いたのだ。Kuruma氏宅にはグローバルIPが来ておらず、p2pリレーは俺ラジオサーバーを流用した。

時間帯によるリスナー数の推移


Peercastイエローページによると、最大264人のリスナーが繋がったようだ。22時くらいから「アニソン」ではなく「声優ラジオ」になってしまったため中継を打ち切った。*1
ビットレート放送の方のリスナー数を見ると、200人が移動した様子が一目瞭然だ。

Peercastで1000人越えは初めて見た。そのくらい人気の放送だったわけだ。であればこそ、ここのところ何度も言っているように、放送局自身によるPeercast中継をやってもらいたい。連休中も仕事で会社にいる時に、PC端末でラジオが聞ければどれだけの慰めになるか。野球中継なら動画中継もやって欲しいな。特にパリーグPeercastならサーバーの負担は軽いし。ラジオも野球も人気低迷とか言ってるけど、出来ることもやらないで何言ってんだと思う。

追記:NHK番組のネット配信、07年度にも全面解禁


NHK番組のインターネット配信は、総務省の指針で業務の規模で年10億円程度まで認められているが、この上限を撤廃する。ネット配信は、受信料を充てるのではなく、利用者に直接課金する方向で検討しており、利用者の直接負担を禁じた放送法の改正を視野に入れている。
NHKが保有する過去の番組は約55万本あり、埼玉県川口市のNHKアーカイブスなどで約5700本の番組が公開されているほか、通信事業者を通じて、一部番組を有料で提供している。しかし、懇談会では国民的な財産であるNHKの番組が十分活用されていないとの意見が大勢を占めている。
また、テレビ番組のネット配信を巡っては、出演者などの著作権処理のルールが定まっておらず、権利者から番組ごとに個別に許諾をとる必要がある。このため、懇談会では、俳優、作曲家、レコード会社など業界ごとにある著作権管理団体が権利者の権利を集中管理し、許諾手続きを簡素化できるような体制の整備を求める方向だ。
ただ、権利者側は、配信を差し止める権利がなくなるなど権利の切り下げにつながるとの警戒感が強い。このため、配信可能な番組の範囲は、今後議論される権利処理のルールにも影響される見通しだ。
そうそう。国民の共有財産なんだから。権利者も権利を行使するのはいいけど、権利を塩漬けにしないように願いたい。

*1:声優自身が表に出ることが嫌い