新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

「北極振動」と言う新しい言葉を覚えたら、早速それを使って煽りですか


 遅い春から一転、6日には山梨・大月で30度を超える真夏日を記録した日本列島。桜の咲きっぷりも何だかチグハグで、異常気象を思わせる。ひょっとすると、何かの前兆なのか。
 6日の日本列島は、山梨県大月市で最高気温が30.2度の真夏日を記録。群馬県下仁田町でも28.3度、東京都心でも23.1度を記録するなど、関東・北陸地方を中心に、ここ数日の冬を思わせる朝の冷え込みがウソのような陽気となった。
 気象庁によると、4月に30度を超えたのは、昭和54年の観測開始以来3回目。高気圧の中心が南海上から本州付近を広く覆い天気が良くなったうえ、関東・北陸地方に山を越えて流れ込んだ風が、山の上空の温かい空気を吹き降ろす「フェーン現象」を起こしたためだ。前回、30度を越えたのは、昨年の4月22日だった。
 異常気象とくれば、気になるのが異常現象。猛暑は、地震とのかかわりを指摘する声もある。今年に入り、福岡、インドネシアと、日本のみならず世界で不気味な地殻変動が続くが…。
 ところが、気象庁は、「冬から夏に向けて気温が移り変わる時期としては、変化は少々早いが、4月全体でくくれば極端に異常とは言えない」と、「異常性」を否定。先週、東北や北海道では季節外れの大雪に見まわれたが、「これは西から進む低気圧のコースが北海道・東北にかかり、寒気が流れ込んだため。低気圧は一旦東海上へ抜けたが、6日も東北は気温が上がったのは南部だけで、そのほかはさほど気温が上がらなかった」と解説する。
 また、桜の開花が遅れ寒い印象があった3月だが、「最終的には西では低温だったが、北陸・関東は平年並だった」という。
 「昨年から今年に入るまで暖冬傾向だったが、(北半球の高緯度で極渦と呼ばれる寒冷渦が、周囲を取り巻くジェット気流の影響で強弱を繰り返す)北極振動ジェット気流が蛇行して中緯度に入り込み、1月中旬から厳冬となった。今再びこの北極振動が起こって暖冬のときと同じ気流に戻り、異常な高温に結びついた。今後も20度台の日が続くだろう」
 こう解説するのは、山形俊男・東大大学院教授(気候力学)。
 北極振動は映画「デイ・アフター・トゥモロー」でも氷河期再来の要因として取り上げられた。「原因はよくわかっていないが、冬以外に起こることは少ない」という。
 また、「インド洋西部の海面の温度が異常に上昇するダイポール現象や、太平洋の海面の温度が下がるエルニーニョもどきの兆候が見られ、今年は記録的な猛暑だった平成6年と非常によく似ている。NASA(米航空宇宙局)はすでに今夏が相当に激しい猛暑になると予測を発表している」という。
 地震はともかく、昨年以上の猛暑は確実か。
フェーンで昇温したのを異常って言われてもなぁ。猛暑と地震の関連?じゃあ寒いとこは地震がないのか?何が何でも「異常」って言いたいだけだろ。