新しいTERRAZINE

The new TERRAZINE

大連在住の若い中国人女性との会話

てらじ: ところで、この話を知ってる?
アジア杯サッカー場、露骨な「反日」 PK外すと大歓声
英歌: 知ってますよ。ネットでよく見ますよ。先生はどう思いますか?
てらじ: 重慶の人にそういった感情があるのは理解できる。でも、サッカー場で大騒ぎしている人が、純粋な気持ちで行動しているようには思えない。
英歌: 実は反日感情は中国で大変ですよ
てらじ: それは中国の人にとってプラスになっていると思う?
英歌: そうじゃなくて。日本人がすきな人は多分少ないです。特に50歳以上の人々は過去の歴史を覚えてますよ。忘れないよ。一生でも。
てらじ: うん。だからそれで彼らは幸福なの?憎悪からは何も生まれないと思うけど。例えば日本人を皆殺しにすれば幸せになれるの?
英歌: そうじゃなくて。歴史の問題は大変ですよ。この前はハルビンの辺で化学武器を見つけて、子供に傷させて…
てらじ: 過去をなかったことにはできない。ならば未来のことを考えるしかないんじゃないか?例えば謝罪されて、気が晴れるの?
英歌: 日本人は謝罪しないよ。歴史の問題はそういう簡単じゃないよ
てらじ: しないよ。なぜならば、形だけの謝罪など意味がないからね。
英歌: そうです、私もそう思います。少なくとも、首相なんか、神社へ行けないよ
てらじ: 過去を謝罪するなんて、何の意味もない。それで死んだ人が帰ってくるわけでもない。大事なのはこれからどうするかだ。
英歌: 少なくとも、謝罪の態度ですよ。心から、謝りたいの気持ちを表したらいいですよ。
てらじ: 無理だね。自分がやったわけでもないものに、そんな気持ちがもてるわけがない。
英歌: 民衆との関係なし、国家の名義で謝罪しなといいけないよ
てらじ: 意味がない。
英歌: あした、広島原始爆発の記念日、自分は傷つけましたが、そういう体験があったこそ、戦争をいやと感じますが、戦争で傷つけられた、無くなった人は思い出しましたか。日本で侵略中国の民間団体があります、中国のテレビでよく放送しますよ。そういう日本人に尊敬を表します。
てらじ: それが何か中国や日本の人にとってプラスになっていると思うかい?
英歌: 歴史は忘れないよ
てらじ: いやなこと、つらいことを忘れなければ、人生とは不幸な出来事の集合体になるだろうよ。
英歌: 個人の人生じゃない、国家の人生ですよ。無くなった人たちの人生ですよ。
てらじ: そんなものは、どうでもいい。不死の人間が居ないように、滅びない国家もない。
英歌: そうですけれども、戦争でわけないで亡くなって、しかも、外国人に殺されて、許さないよ。あなた勉強したの歴史は私とぜんぜん違います
てらじ: だから、許せなかったらどうするの?
英歌: チャンスがあれば、中国に来て、日本に侵略されたところへ行って見て、必ず、なんで中国人はこんなに日本人を恨みことは分かられます。過去の侵略歴史を認めるだけです。
てらじ: だから、それで何が変わるの?例えば日本の首相が謝罪したとする。それで何か変わるの?
英歌: 何も変わらないけど、過去の侵略歴史を認めますよ。これだけ結構ですよ
てらじ: 何も変わらないことに、何か意味があるの?
英歌: ありますよ。いままで、日本政府は侵略歴史を認めないよ。
てらじ: 回答になってないよ。過去に起きてしまったことを理由に、今現在起きている、自分たちのことをないがしろにしていいのかい?
英歌: 中日歴史のことは難しいですよ
てらじ: 現在、未来が、過去の上に成り立っている以上、過去を振り返ることは大切なことだ。
だが、それはサッカー場で大騒ぎして行うべきことなのかい?
英歌: サッカーのことは戦争のこと同じですよ、もう発生しましたよ。いまさら、何を話したら、意味がないよ
てらじ: そう。その通り。残念だが、重慶の人々は、自分たちを貶める行為をしたに過ぎない。違う国、違う価値観を持った人たちが、仲良くするのは、国家がどうとか、過去がどうとかじゃない。こうして君と私が話しているように、個人と個人が話して、笑ったり、怒ったりして、はじめて心が通じるんだ。そうは思わないかい?
英歌: 对呀 先生の言った通りです
てらじ: 今回のサッカーや、今度の北京五輪で、今まで以上に日本人が中国にやってくる。
これが両国の人々が仲良くできる機会になればいいね。
英歌: そうですねえ。