精度の高い予想には、精度の高い観測が必要不可欠なのだが…

ご存じの通り、現在我が国には気象観測衛星がありません。姿勢制御に問題があり、アメリカが「こんなんじゃ使えない」と言って廃棄した衛星が送ってくる画像を、なんとか補正して使っているのが現状です。
また、熱帯の気象を観測する熱帯降雨観測衛星が、年間3億円の維持費が捻出できないという理由で運用中止になりました。この衛星の観測データは、気象庁の予報モデルにも組み込まれており、台風予想や長期予報に影響が出るのは間違いないでしょう。